フィアット アバルト 1000TC
売却済 (税込).年式 | 走行距離 | 車検 | 排気量 |
1963 | 不明 | 令和5年4月 | 1000 cc |
年 | km | 年月 | cc |
ボディカラー | BIANCO | ハンドル | LHD | サイズ | 3470 x 1350 x 1350 mm |
内装 | NERO | 最高出力 | 乗車定員 | 4人 | |
ミッション | 4MT |
年式 | 走行距離 | 車検 | 排気量 |
1963不明 | 令和5年4月 | 1000 cc | |
年 | km | 年月 | cc |
ボディカラー | BIANCO |
内装 | NERO |
ミッション | 4MT |
ハンドル | LHD |
過給器 | |
燃料 | |
サイズ | 3470 x 1350 x 1350 mm |
乗車定員 | 4人 |
付属品 |
1963年製のアバルト1000 TCです。「TC」の意味は「ツーリズモ・コンペティツィオーネ」の略です。いわゆる、市販車をベースとした競技車輌になります。1956年にデビューしたフィアット600 Dをベース車輌としています。
600Dは一般大衆向けのベーシックカーでしたが、その中身は非常に強固なフロアパンと、良く出来た4輪独立懸架サスペンションを備えており、パワーよりも、完全に足廻りが勝っていたモデルであり、アバルト・マジックのエッセンスでモデファイを行なうのに、うってつけのモデルの1台でありました。
アバルトは5000系などのエンジンや排気関係のキットパーツを開発して一般ユーザーへ販売していく一方で、フィアット社へある取引きを持ちかけました。「私はあなた方が販売しているクルマに、私が開発したチューンナップ・キットを装着して、レースでは何台ものフィアット車が良成績を上げており、あなた方の会社の売上げに貢献している。ついては、1レースで私の開発したパーツを装着したフィアット車の戦績により、インセンティブが欲しい」という要求を提案し、フィアット社もその要求に応えたという良い時代でした。
この、フィアット社からのインセンティブや独自に開発したチューンナップ・キットの売上げ金を元に、排気量を750ccに高めたフィアット・アバルト750 ベルリーナを1956年にリリース、続いて1960年からは排気量を850ccにアップした850 TCベルリーナを、翌1961年には今回の入庫である1000 TCを発表しました。
イタリア国内をはじめ、ドイツ、フランス、イギリスなどのヨーロッパ主要国では、それぞれのナショナル・チャンピオンシップを賭けたシリーズ戦が開催されており、アバルトはクラス・カテゴリー内の最軽量クラスを狙い、マシンやパーツを開発していき投入していき、常に上位の戦績を記録していきました。
かわいらしい見た目で元気なサウンドを轟かせてくれる1000TC、春から数多く開催されるクラシック・ラリーに参加する楽しみ方もおすすめです。一度、実車をご覧下さい。
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