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2022.05.20
必見!ショールーム展示中 フェラーリ 308 GTS クアトロバルボーレ

フェラーリ 308 GTS クアトロバルボーレ、ショールームにて展示中です。

 

 

フェラーリ308(モデル名は排気量約3,000cc 8気筒エンジンの意)は、ディーノの後継モデルとして、横置きのミッドシップデザインを復活させる存在となりました。F40やデイトナを代表作とするピニンファリーナのレオナルド・フィオラバンティが手がけたこのドラマチックでエレガントなデザインは、後に伝説的な288GTOにも影響を与えています。

 

 

初期モデルはキャブレター仕様でしたが、排ガス規制を受け1980年にボッシュのKジェトロニックインジェクションを採用した、ベルリネッタ仕様とスパイダー仕様(308GTBi/GTSi)が追加されました。この時点でステアリングホイールがスリット入りのブラックに、シートはフィッシュボーンに、メーターパネルをマットブラックに、時計がセンターコンソールに、というように細かな変更が加えられ内装は豪華な雰囲気となりました。しかし、308GTBi/GTSiは少々貧弱なパワーが大きな欠点となり、その2年後にフェラーリは満を持してパリ・モーターショーにおいて、その名の通り1気筒あたり4バルブとした308GTS “クアトロヴァルヴォーレ”を発表。バルブの挟み角変更、ピストンのフラットヘッド化、シリンダーヘッドの材質変更、シリンダーライナーの材質変更(アルミニウム製)といった改良が加えられ、出力はヨーロッパ仕様で240馬力に達するものとなりました。8気筒フェラーリらしさを存分に味わうことができる軽快な走りは4バルブ化の成功を肌で感じられます。

 

 

こちらのEU仕様車両はフェラーリクラシケこそ取得しておりませんが、もちろん取得はできるコンディションです。数年前に鈑金 修理、オールペイントをおこなっておりますので外装は極めて綺麗で、サビも見られません。同じタイミングでエンジン(ホース類一式交換、クラッチ等)、足回り部品(ブッシュ、ショックアブソーバー、ブレーキパッド等)の交換/調整/洗浄もおこなっております。また、計器類も配線の改善、およびオーバーホールもオリジナルの風合いを忠実に守りながらおこない、フェラーリが世に送り出したかった308そのままの見た目、性能共に見事に残されています。トランクルームのジッパー付きインナーカバーもコンディション良く残っています。80年代ならではのフェラーリテイストを存分に堪能できるでしょう。百聞は一見に如かず、ぜひ一度実車をご覧いただきたい一台です。

 

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